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【事例5選】出前授業とは?メリット・実施のポイントを徹底解説

【事例5選】出前授業とは?メリット・実施のポイントを徹底解説

最終更新:

2024/8/28

【事例5選】出前授業とは?メリット・実施のポイントを徹底解説

広報やCSR活動の一環として「出前授業」を検討しているご担当者様も多いのではないでしょうか。社会貢献や自社PRにつながることから、多くの企業が出前授業を実施しています。

しかし出前授業を導入しようと考えていても、詳しく知らないという人もいるでしょう。そこで本記事では、出前授業の基礎知識をはじめ、メリットや実施手順、気をつけるポイントなどをご紹介します。最後には事例もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。



出前授業とは?

出前授業とは、企業に勤める人や弁護士などのプロフェッショナルが社会人講師として、小中学校に出向いて行う授業のことです。

出前授業をすることで、子どもや学校側には下記のメリットがあります。

  • 専門家と接する機会を創出できる

  • 普段の授業にはない気づきが得られる

  • 新たな関心をもつきっかけになる

  • 将来について考えるきっかけになる

  • 勉強する意欲がわく

 

1990年以降、企業は学校でのマーケティング活動を開始しました。

しかし相互の意思疎通がうまくいかず、本格的に出前授業が取り入れられたのは「キャリア教育」が定義された2011年といわれています。

以降、大手企業を中心に、社会貢献やPR活動として出前授業が多く取り入れられています。

企業が出前授業を行う理由・メリット

子どもたちや学校にメリットの多い出前授業ですが、企業にも下記のメリットがあります。

  • 自社のPRができる

  • 消費者インサイトを確認でき、商品・サービスの改善につながる

  • 講師となる社員のモチベーションが向上する

  • CSR活動の一環になる

 

自社のPRができる

授業が楽しく有意義であれば、自社のファンになってもらえる可能性があります。

また家に帰って「◯◯(会社)の授業面白かった」と子どもが話すことで、親にも良い印象が伝わるはずです。

テレビCMやYouTube広告などを出稿する大手企業であれば、子どもが目にする機会は多くあります。

しかしBtoB企業や中小企業は、子どもとの接点はそう多くありません。

そのため出前授業は、BtoC企業はもちろんBtoB企業や中小企業にとっても小中学生に向けたPR施策として大きな効果があるでしょう。

 

消費者インサイトを確認でき、商品・サービスの改善につながる

商品・サービスのターゲット層が小中学生の場合には、出前授業をすることで消費者インサイトの収集が可能です。

たとえばスナックメーカーの場合には、「何を基準に商品を選ぶのか」「どうして購入し続けているのか」などを授業の中で確認できるでしょう。

これらのインサイトは、商品・サービスの改善につながるため、企業にとって大きなメリットといえます。

さらに「どんな商品があったらいいか」や「何に課題を感じているか」などを聞けると、新商品の開発にも役立つはずです。

 

講師となる社員のモチベーションが向上する

出前授業は、子どもたちの「勉強」や「将来の夢」へのモチベーションを高めるだけでなく、講師となる社員のモチベーション向上にもつながります。

授業をつくるときには、会社の事業や存在意義についてあらためて考え直す作業が必要です。また、なぜ自分が会社に入ったのか、などを思い起こすこともあるでしょう。

このように今まで当たり前と思っていたことを見つめ直すことで、自身のキャリアを振り返る機会になるのです。

また出前授業での子どもたちから直接「面白い!」「楽しい!」といった反応をもらえると、自社の魅力に改めて気づくきっかけになるでしょう。

 

CSR活動の一環になる

企業が出前授業をすることで、CSR(企業の社会的責任)活動の一環につながります。

これにより学校や子ども、その親はもちろん、社会的にも企業イメージが向上し、将来的に「この会社で働いてみたい」と希望する子どもたちも増えるかもしれません。

「社会貢献活動」としてはもちろん「次世代育成」の観点からも出前授業は有効な取り組みと言えます。

 

出前授業を実施する手順

実際に出前授業をするときには、下記4つのステップが必要です。ステップごとに実施手順を確認しましょう。

 

1.実施校の選定し交渉する

まずは、実施校を選定することから始めます。選定方法は、下記の2つです。

  • Webサイトやメディアで発信し募集する

  • 近隣の学校に直接アプローチする

 

このほか学校側から直接、出前授業の依頼があるケースもあります。

実施校が決まったら、学校側とさまざまな交渉や調整が必要です。

実施する日時の調整はもちろん、場所、対象子どもの学年、人数を確認します。さらに、スクリーンやプロジェクターなどの機材の貸し出しが可能かを確認しておくと安心です。

また、交通費や謝礼について気になる人も多いでしょう。

出前授業では、交通費や謝礼は用意されないケースがほとんどです。

そのため遠方の学校に出向く場合には、社内で調整しておくのがおすすめです。

 

2.出前授業のコンテンツ・資料を準備する

実施校が決まったら、授業のコンテンツや資料を準備します。

授業内容を決める前には、学校側(教員)へのヒアリングが欠かせません。

下記の内容についてできるだけ詳細に確認できると、授業内容を決めやすくなるでしょう。

  • 子どもたちに学ばせたいことは何か

  • 学校ではどのような勉強をしているか

  • 子どもの習熟度はどのくらいか

  • 注意すべきことはあるか

 

授業内容が決まったら、授業でつかうコンテンツや子どもに配布する資料を作成します。

資料作成のポイントは後述しますので、参考にしてください。

3.出前授業を実施する

出前授業では、下記のように進めるのがおすすめです。

授業の冒頭で、子どもの関心をいかに引けるかが重要なポイントです。

わかりやすく、子どもが興味をもちやすい話題を話すといいでしょう。

 

内容

詳細

1

自己紹介

・会社紹介

2

身近な話題

・学校周辺の話題や最近のニュース、小学校時代の思い出など、子どもの関心を引くために、身近な話題を話す

3

本題

・一方的に話すだけでなく、双方向のコミュニケーションや体験を重視して授業を進める

4

質疑応答

・授業はもちろん、それ以外の質問にも答える

授業で気をつけるポイントについては、後述しますので参考にしてください。

 

4.出前授業の評価をしてもらう

出前授業が終わったら終了というわけではありません。

授業後には必ず、子どもや教員にアンケートを記入してもらいます。

アンケートの中には、参考になる意見が多くあるものです。これらの意見を参考にすることで、出前授業をさらにブラッシュアップできるだけでなく、商品・サービスの開発・改善につなげることもできるでしょう。

出前授業で気をつけるポイント4つ

では企業が出前授業を行うときには、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。ここでは出前授業で気をつけるポイントを4つご紹介します。

  • 子どもが興味を持ち続ける授業にする

  • 教員の意見を取り入れて授業をつくる

  • 大きな声でわかりやすく説明する

  • 資料はイラストや写真などを多めに使う

 

子どもが興味をもちつづける授業にする

子どもが飽きず、最後まで興味を持ち続けられる授業にすることが重要です。

せっかく授業内容や資料を入念に準備をしても、子どもが飽きてしまっては、あまり意味のないものになってしまいます。

そこで、企業側が伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、子どもが手を動かして実験したり、ときどき子どもに質問したりといった「参加型」の授業にするのがおすすめです。

いい授業とは、子どもが「面白い!」「できた!」と感じられる授業といわれています。参加型の授業にすることで、子どもが達成感を得られる授業になるでしょう。

 

教員の意見を取り入れて授業をつくる

企業でプレゼンを多く経験していても、学校教育の経験がある人は少ないでしょう。そこで授業をつくるときには、教育のプロである教員に意見を聞くことが重要です。

特に、子どもが興味をもっていることや現在勉強している内容、企業イメージなどを聞くことで、子どもに合った授業を展開できます。

また実施校に出前授業の実施歴があれば、そのときの様子や子どもの反応などを聞けると、参考になるはずです。

このように事前に教員の意見を取り入れることで、より子どもが興味を持ちやすい授業をつくれるでしょう。

大きな声でわかりやすく説明する

出前授業では、大きな声でわかりやすく説明する必要があります。授業ではマイクを使わないことがほとんど。そのため後方の席の子どもにも聞こえるような声量が必要です。

また、わかりやすく説明しているつもりでも、子どもにとっては難しいケースもあります。

たとえば大人にとって「企画」や「営業」は難しい言葉ではありませんが、子どもが意味を理解するのは難しいでしょう。

そこで「企画」は「計画を立てること」、「営業」は「お客様に商品やサービスを売る仕事」といったように、かみ砕いた表現で伝える必要があります。

判断がつかない場合には、準備段階で教員に注意すべき言葉づかいなどを確認しておくといいでしょう。

資料はイラストや写真などを多めに使う

資料はできるだけ枚数を少なくし、イラストや図解、写真を多めに使うのがポイントです。

また小学校で出前授業をするときは、使用する漢字にも注意する必要があります。というのも、特に小学校の低学年・中学年では習っていない漢字が多いからです。

そのため子どもがまだ習っていない漢字はひらがなにするか、ルビを振りましょう。

資料が完成したら、教員に確認してもらうと安心です。

また会社案内や商品・サービスの資料などを配付する場合には、授業後に教員から配布してもらうとスムーズです。

 

小学生向け出前授業の事例5つ

出前授業を検討するときには、授業内容の参考として事例を確認をすると有効です。

ここでは下記の事例をご紹介します。

  • 江崎グリコ:歯の大切さを学ぶオンライン出前授業

  • 明治:食育をテーマにした出前授業

  • カルビー:ポテトチップスの製造などを学ぶ「スナックスクール」

  • ヤクルト:生活習慣を学ぶ「おなか元気教室」

  • 日清製粉:小麦粉の理解を深める出張授業ども

江崎グリコ:歯の大切さを学ぶオンライン出前授業

江崎グリコは、コロナ禍で歯科受診を控える人が多く、むし歯の増加が懸念されることから、2020年11月に「歯の大切さ」を学ぶ出前授業をオンラインで実施しました。

授業を受けたのは、沖縄県那覇市の放課後児童クラブの小学校低学年の子ども約30名。

当日は、5〜6名のグループに分かれて、お口の健康に関するゲームを通して、歯の大切さなどについて学びました。

 

明治:食育をテーマにした出前授業

明治は、食育セミナーとして小中学生や高校・大学・専門学校、大人・企業、シニアに向けたプログラムを用意しています。

小中学校の出前授業では、牛乳やチョコレート、ヨーグルトといった商品に関連するテーマだけでなく、運動と食事や、各国の学校生活や食文化をテーマにした授業を設けています。

出前授業のカリキュラムはあらかじめ決められており、ホームページで詳細を確認できるので、学校関係者は検討しやすいでしょう。

明治「食育セミナー」

また明治は出前授業のほかに、社会体験アプリ「ごっこランド」で「明治チョコレートのもと カカオのひみつ」というコンテンツ提供しています。

子どもたちが大好きなチョコレートとカカオの関係について、SDGsも学べるコンテンツとして掲載しています。

ごっこランド「明治 チョコレートのもと カカオのひみつ」

カルビー:ポテトチップスの製造などを学ぶ「スナックスクール」

カルビーでは、小学校の出前授業として「スナックスクール」を実施しています。

学校への出張が基本ですが、遠方であってもオンライン授業での対応も可能です。

授業ではポテトチップスを例に、1日のおやつの量や食べる時間について学びます。

さらにポテトチップスの製造過程などを学び、最後にゲームやワークを行います。

身近なお菓子がテーマなため、子どもの興味を引きやすいでしょう。

カルビー「スナックスクール」

 

ヤクルト:生活習慣を学ぶ「おなか元気教室」

ヤクルトは、「おなか元気教室」として食べ物の消化・吸収や腸のしくみなどについて出前授業を行っています。

対象は幼児、小学生、中学生で、東京ヤクルト販売エリアでは、2019年4月現在で累計682校・約48,000名に出前授業を実施。

「おなか元気教室」に参加した子どもには記念品を贈っています。

ヤクルト「おなか元気教室」

ヤクルトも「ごっこランド」でヤクルトが作られる工程を学べる「Newヤクルトをつくろう!」というコンテンツを提供しています。

子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』に ヤクルトの新ゲーム「Newヤクルトをつくろう!」が登場!

日清製粉グループ:小麦粉の理解を深める出張授業

小麦粉製品を扱う日清製粉グループでは、小麦に関する出前授業をさまざま実施しています。たとえば「小麦から小麦粉を作ろう」といった授業があります。

この授業では、製粉技術について学ぶだけでなく、石臼やロール機などをつかって小麦粉を作れるため、子どもにとって貴重な経験になるでしょう。

日清製粉グループ「出張授業」

また日清製粉グループの日清製粉ウェルナも「ごっこランド」で「おこのみやき たこやきを つくろう」というコンテンツを提供しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。

子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』に  日清製粉ウェルナの新ゲーム「おこのみやき たこやきを つくろう」が登場! 

 

幼児〜小学生向けの効果的な施策

出前授業は、自社PRになるのはもちろん、消費者インサイトを確認できる、講師となる社員もモチベーションにつながるといったメリットがあります。

幼児〜小学生に向けたマーケティングには、出前授業のほかに職場体験や工場見学などさまざまあり、導入しやすい施策を検討することも重要です。 

当社が運営する社会体験アプリ「ごっこランド」では、実在する企業やブランドのお仕事体験を通じて、全国の子育てファミリーと日常的なタッチポイントを創出することが可能です。

出前授業や工場見学の内容をそのままコンテンツに反映することができ、アプリを通じたデジタル疑似体験として子どもたちに提供することができるようになります。

「ごっこランド」の導入メリットや活用方法の詳細については、ページ下部のバナーより資料ダウンロードが可能です。ぜひご利用ください!

ごっこランドについて

国内850万以上のファミリーが利用する社会体験アプリ「ごっこランド」。
実在する企業のお仕事体験などのコンテンツを通じ、インタラクティブに遊びながら社会のしくみを学べる国内最大級の知育アプリです。

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