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ファンマーケティングの成功事例7選|企業が選ぶ有効な施策とは?

ファンマーケティングの成功事例7選|企業が選ぶ有効な施策とは?

最終更新:

2024/8/28

ファンマーケティングの成功事例7選|企業が選ぶ有効な施策とは?

【2024年1月10日更新】

企業のマーケティング担当者の中には、ファンマーケティングに興味を持っている人も多いでしょう。ファンマーケティングを実施すると、売上の安定が期待できるだけでなく、ファンの口コミによって新たな顧客を獲得できる可能性が高まります。またファンとの交流を深めると顧客ニーズを把握しやすくなり、新しい商品開発のアイデアも創出できるでしょう。

本記事では、ファンマーケティングの目的や手法、成功事例7選をご紹介します。またファンマーケティングのメリット・デメリット、成功させるポイントについても解説しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。



ファンマーケティングとは

ファンマーケティングとは企業が自社ブランドや商品、サービスを愛するファンを増やし、中長期的に売上拡大を目指すマーケティング戦略のことです。

従来のマーケティングでは、テレビや新聞といったマスメディアへの広告出稿が主流でした。しかし近年ではインターネットやSNSの発展により、企業が直接ファンにアプローチしやすくなっているのが現状です。

そこでオンライン上でファンとコミュニケーションを深めたり、ファン限定の情報を公開したりなどすると、さらにブランドや商品に愛着を持ってもらいやすくなります。これにより継続的な購入・利用が期待できるのです。さらにブランドや商品に対する熱量が高まるとファン自らWebサイトやSNSで発信することも多く、高いプロモーション効果をもたらすでしょう。

ファンマーケティングの目的

ファンマーケティングの目的は「ファンの獲得」です。より多くのファンを獲得することで、中長期的な売上アップを目指します。

従来のマーケティングでは、新規顧客をターゲットとすることがほとんどでした。しかし近年は、市場には多くの商品・サービスがあふれており、インターネットやSNSでの情報収集が当たり前となっています。そのため新規顧客に、商品やサービスの存在を知ってもらい、実際に手に取ってもらうことは極めて難しい時代になっているといえるでしょう。

そこで近年、企業のマーケティングで重視されているのがLTV(ライフタイムバリュー)の向上です。LTVとは「顧客生涯価値」と訳され、一人の顧客が自社と取引開始してから終了するまでに獲得する利益のことです。

ファンは、1回のみではなく継続的に購入するため、LTVが高い顧客といえます。より多くの顧客に自社商品のファンになってもらえると、顧客全体のLTVが向上し安定した売上が期待できるのです。

さらに、昨今のSNS時代ではファンからの発信・拡散によって新規顧客の獲得につながることも多く、ファンを囲い込む取り組みだけではないのもファンマーケティングの特徴といえます。

ファンマーケティングの手法

ファンマーケティングの主な手法は、下記のとおりです。

SNSでの交流

代表的なファンマーケティングの手法は、TwitterやInstagramなどのSNSを活用した展開です。

SNSは不特定多数の大勢が利用するコミュニティですが、ユーザー同士が交流を深める場としても活用されています。

企業とファンとの交流はもちろんですが、さらにファン同士が交流を深めることでコミュニティ構築につながり、ファンの活性化をはかることが可能です。

また、SNSと連動して限定イベントや動画配信などを行い、新たなファンを獲得する動きが展開されています。

ファンコミュニティ

オンライン上にファンコミュニティを構築する方法があります。企業がファン限定の情報を公開するのはもちろん、ファン同士でのコミュニケーションも可能です。

中にはライトな関心を持つファンの質問に熱烈なファンが答えることもあり、ファン醸成につながりやすくなるでしょう。

またコミュニティ上での活動はデータで蓄積されるため、ファンの活動データを可視化し分析することもできます。

ファンミーティング

ファンミーティングは、芸能人やアイドルなどとの交流会を指すことが一般的ですが、企業とファンとの交流としても実施されています。

特に熱烈なファンの中には、商品やサービスの開発秘話や開発者に興味がある人が多くいるものです。

そこでファンミーティングを実施し、開発者と交流する機会を設けたり、工場見学など普段見られない施設を公開したりなどすると、企業やブランド、商品への愛着をより醸成しやすくなります。

 

サブスクリプション型サービス

サブスクリプション型サービスを提供し、ファンを囲い込む手法もあります。会員となったファンのみが利用できることから、ファンは特別感を持ちやすくなるでしょう。

サブスクリプションサービスは月額や年額の契約となることから、長く利用してもらうためにはファンにとって魅力的なコンテンツを作り続けることが重要です。

 

モニター体験

商品やサービスのモニターになってもらう方法も有効です。インターネットやSNSなどのオンラインでは、商品やサービスの使用感は実感できません。

しかしモニターとして顧客が実際の商品やサービスを体験することで、より理解を深めファン化しやすくなるでしょう。

また体験談をSNSなどで発信してもらうことで、プロモーション効果も期待できます。

大手企業のファンマーケティングの施策・成功事例7選

ここでは、大手企業が実施するファンマーケティングの成功事例をご紹介します。

実際の成功事例を知ることで、ファンマーケティングがどれほどの利益を生むか確認してみましょう。

 スターバックス/SNSでのファンとの交流

 世界最大のコーヒーチェーン店であるスターバックスは、SNSを最大限に活用したファンマーケティングを展開しており、宣伝広告費用をほとんどかけず、SNSやコミュニケーションツールを活用してファンの獲得に成功しています。

スターバックスはおしゃれなカフェ、インスタ映えする商品というイメージが定着し、特に若い世代の支持層を獲得することに成功しました。

SNSでは自社製品や店内を色とりどりに紹介し、季節ごとの限定イベントを実施するなど、視覚的にユーザーを取り込む工夫を行っています。

まさにSNSを活用し、若い世代を中心にファンマーケティングを成功させている企業と言えるでしょう。

本田技研工業(HONDA)SNSでのファン同士の交流

『HONDA』で知られる世界的メーカーの本田技研工業でも、SNSを活用したファンマーケティングが展開されています。

公式Instagramでは、ユーザーと自社製品を映した写真が投稿され、車好きのユーザー同士の交流が活発です。

また、YouTubeへの投稿も行っており、過去CMが100万回以上再生されるなど、全世界に動画を広めてカーマニアたちの心を掴んでいます。

本田技研工業はSNSを通し、同じ趣味を持つファン同士で強いコミュニティを形成しています。

ワークマン/公式アンバサダーによる情報発信

作業服や安全服のほか、近年では女性向けカジュアルウェアでも高い人気を誇るワークマン。

そんなワークマンでは、自社製品を好きな方を「ワークマン公式アンバサダー」に認定。アンバサダーはSNSでさまざまな情報を発信しています。

アンバサダーに対しては、新製品の先行お試しや発表会への招待などさまざまな特典を用意。公式アンバサダーが発信する情報をもとに、さらに多くのファンを獲得しています。

ワークマンでは、ワークマンに関わるタグの付いた投稿をチェックし、その内容をもとにアンバサダーを選定。選定の仕組みにも、積極的に情報を発信したくなる工夫が組み込まれています。

スノーピーク/ファン同士がつながれる場所での交流

アウトドア用品で有名なスノーピークは、Facebook上にアウトドア好きが集まれる「Snow Peakコミュニティ」を開設しています。

スノーピーク商品が好きな人や、アウトドアを楽しむ様子をユーザーそれぞれが投稿するコミュニケーションの場を構築し、コメント欄ではファン同士で活発な交流が行われるのが特徴です。

スノーピーク商品に関するレビューも見られ、企業にとって情報収集の場としても機能しています。

ドミノ・ピザ/トレンドを押さえた情報発信で若い世代にもアプローチ

ドミノ・ピザは、TikTok上に公式アカウントを開設。ピザ作りの様子やキャンペーン情報を積極的に投稿しています。

フォロワーから寄せられるコメントに対して、丁寧に返信しているのも特徴の一つ。

気軽なやりとりの中から、プロモーション活動につなげています。

2024年1月3日時点でフォロワー数は38万人を突破。TikTokらしい軽快な音楽も活用しつつ、若い世代にアプローチしています。

ローソン/人気キャラクターがキャンペーン情報を配信

コンビニ各社の中でも、SNSを使ったファンマーケティングに長けているのがローソンです。

公式キャラクターである「ローソンクルー♪あきこちゃん」が、各種SNSでキャンペーン情報を積極的に配信中。

キャラクターとのコミュニケーション形式にすることで、多くのファンを獲得しています。

無料キャンペーン情報やクーポン情報、新製品情報などをこまめに発信することで、他社との差別化に成功しています。

SHARP/個性的な投稿で注目度アップ

家電製品メーカーであるSHARPは、公式Twitterアカウントによる個性的な投稿がきっかけで注目度を高めています。

ただ単純に自社商品をすすめるだけではなく、ときにユニークな情報も発信。

トレンドを追った内容に思わず「クスッ」と笑ってしまう人も多いようです。

あえて硬すぎない印象を与える投稿をすることで顧客との距離を近くし、多くのファンを獲得しています。

ファンマーケティングのメリット 

ファンマーケティングを実施すると、下記4つのメリットがあります。

●  売上が安定する

●  ファンによる情報発信により顧客を獲得できる

●   双方向コミュニケーションにより顧客ニーズを把握できる

●   広告費を削減できる

ここでは上記のメリットについて詳しく解説します。

 

売上が安定する

ファンマーケティングのメリットの一つは、安定した売上基盤を構築できるという点です。一度ファンになった顧客はそう簡単には離れず、リピート購入により安定した売上が立ちやすくなります。

また売上金額には「結果の8割は全体の2割が決定している」という「パレートの法則」が当てはまります。売上全体の8割は、ファンを含む優良顧客2割が生み出すといえるのです。

自社ブランドや商品に確かなファンが付いていれば、他社との間で不毛な価格競争に巻き込まれるリスクも少なくなるでしょう。

 

ファンによる情報発信により顧客を獲得できる

インターネットやSNSが普及する現代では、商品やサービスに関する情報を発信するのは、企業だけではありません。

実際に使用した顧客がインターネットやSNSで発信することが一般的になり、新規顧客にとって口コミは信用できる情報の一つといえます。

つまり商品を手に取りファンになった顧客が「生の声」を発信することで、広告塔としての機能を果たしてくれるのです。

特にSNSは拡散性が高いことから、熱烈なファンが口コミを発信することで、今まで企業がアプローチできなかった新規顧客にリーチできる可能性があります。

双方向コミュニケーションにより顧客ニーズを把握できる

ファンマーケティングで重視されるツールの一つが、SNSです。

SNSでは企業が情報を一方的に発信するだけでなく、顧客との相互コミュニケーションも可能です。

またSNS上でのやりとりを通じて顧客の不満やニーズを把握できれば、その後の商品開発に活かせるでしょう。つまりSNSは、企業にとって有益なフィードバックを受け取れる場所でもあるのです。

広告費を削減できる

主にインターネットやSNSを通じて行うファンマーケティングは、マスメディアを通じて行うマーケティング活動よりも、広告費を削減しやすいというメリットもあります。

というのも良質なファンを醸成できれば、インターネットやSNSでファンが自ら発信してくれるからです。

「限られた予算の中でも、効率的なマーケティング活動を行いたい」と考える場合に、ファンマーケティングは最適な手法といえるでしょう。

ファンマーケティングのデメリット

ファンマーケティングにはメリットが多くある反面、下記のデメリットもあります。

●  効果が出るまでに時間がかかる

●  SNS活用による炎上リスクがある

ここでデメリットを把握して、計画的にファンマーケティングに取り組みましょう。

効果が出るまでに時間がかかる

ファンマーケティングは企業と顧客のさまざまな関わりを通じて、愛着形成を目指すマーケティング手法です。商品の魅力を伝えるだけでなく、ブランドコンセプトや開発背景などを丁寧に伝えることが重要となるため、時間をかけて情報発信する必要があります。

もちろん短期間でファンになる顧客もいますが、一般的にはファン意識が育つまでには時間が必要になるのです。

そのためファンマーケティングを実施するときには、長期的に取り組みを進めていくことが大切です。

SNS活用による炎上リスクがある

ファンマーケティングでは、インターネットや各種SNSを通じてさまざまな情報が飛び交います。

特にSNSは瞬時に多くの人に拡散する特性があり、企業にとってマイナスとなる内容が拡散されると社会的信用を失う恐れがあります。

顧客との距離が近い分、発信した情報や顧客とのコミュニケーションの内容によっては、炎上トラブルへと発展してしまう恐れがあるため、SNSや情報の取扱いには注意しましょう。

企業アカウントの炎上事例は、過去に多く見られます。

炎上後の対応を誤れば、一気にファンが離れることにもなりかねません。

炎上リスクの可能性と対処法についてしっかりと学び、事前に対策を講じておくことが大切です。

ファンマーケティングを成功させるためのポイント5つ

ファンマーケティングを実施するうえで、抑えておきたいポイントについて解説します。

企業・ブランドのコンセプトを明確にする

ファンを醸成するには、企業やブランドのコンセプトを明確にし、発信することが重要です。もちろん商品・サービス自体を魅力に感じて、ファンになる顧客も多いでしょう。

しかしさらに、企業やブランドのコンセプトに共感してもらえると、より長期的に愛着を持ってもらえることが期待できます。長く企業やブランドを愛してもらうためには、企業・ブランドのコンセプトを明確にすることをおすすめします。

ファン層とニーズを把握する

 ファンマーケティングにおいて、自社を支持しているファン層がどの程度いるのかを把握する必要があります。

なぜ、顧客は自社の製品を購入しているのか、何を望んでいるのかを把握することが大切です。

自社を支えるファン層を知り尽くし、何を望んでいるか理解することがファンマーケティングを成功させる第一歩。

そこでおすすめなのが、現在の顧客の中からファン層をリストアップする方法です。購入金額や購入回数だけでなく、顧客の熱量を指標にするといいでしょう。なぜなら購入金額や購入回数が多い顧客の中には、ファンではなく単に価格が安いなどを理由に購入しているケースがあるからです。

顧客の熱量をはかるには、アンケートを実施し回答からブランドや商品への愛着を感じられるかをチェックする方法があります。

またSNS上でファンを探し、投稿内容から顧客ニーズを把握する方法も有効です。

ファンが興味を持つイベントやキャンペーンを定期的に実施する

ファンが増えたあとにも、ファンが喜ぶ自社イベントやキャンペーンなどを定期的に実施する必要があります。

ファンは自社に対して熱い期待を持っているものの、魅力的なコンテンツがなければファンが離れてしまうことも考えられます。

そのため定期的にイベントやキャンペーンを実施することが大切です。

ファンにとって魅力的なイベントやキャンペーンが実施できれば、ファンの熱量を維持するのはもちろん、さらに熱量を高めることも可能です。

ファン限定のイベントやサービスを企画する

ファン限定のイベントを実施したり、ファン限定のサービスを提供したりすると、既存のファンに特別意識を持たせる効果が期待できます。

「ファン限定」という希少価値に加え、より一層ブランドや企業へ愛着が高まるでしょう。

限定イベントの開催はファンを楽しませるのみならず、ファンに情報発信してもらうことで、新規顧客に認知できるといった高い宣伝効果も期待できます。

SNSで展開する

大手企業の多くがSNSをマーケティングに活用する理由は、不特定多数の口コミが多くなるほど宣伝効果が高くなるからです。

商品やサービスを実際に利用するファンによる口コミは、消費者にとって貴重な情報源です。

ファンとオンライン・オフライン問わず交流を深めることで、ファンによる口コミの発信は多くなるでしょう。

企業によってはファンの中からアンバサダーを任命し、SNSでの情報発信を依頼することもあるようです

また、SNSはテレビや新聞などのマスメディアに比べて低コストとなるため、マーケティングのコスト削減にも効果的です。

ファンと密にコミュニケーションを取る

ファンとの交流を深めることで、ユーザーの生の声を直に聞くことができ、より密接な関係を築くことができます。

直接ファンと交流することで、直接感謝の言葉を届けたり、ファンに既存顧客とは異なる特別感を持たれたりして、自社への意識を深めることが可能です。

ファンとのコミュニケーションで、忌憚のない自社製品やサービスの改善点などが浮き彫りになり、戦略の立て直しなどにも役立ちます。

まとめ 

ファンマーケティングは、言わばファンを育てながら事業を展開していく戦略です。

既存顧客を含め、自社ブランドを支えるファンを増やすことで、中長期的な経営の安定化そして成長を見込めるマーケティング手法と言えるでしょう。

ファンマーケティングの手法はさまざまありますが、ファンを醸成するには弊社が運営する社会体験アプリ「ごっこランド」への出店もおすすめです!

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