ファミリー層集客で有効な施策7選|成功するコツ・注意点もご紹介
ファミリー層集客で有効な施策7選|成功するコツ・注意点もご紹介
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ファミリー層集客とは、子どもを含む世帯を主な対象に、親子それぞれのニーズを踏まえて来店・利用・購買を促すマーケティング手法です。ファミリー層は複数人で商品やサービスを利用する機会も多く、継続的な顧客接点をつくるうえで重要なターゲットのひとつです。
本記事では、社会体験アプリ「ごっこランド」を提供する株式会社キッズスターが、ファミリー層を集客するメリットから、成功のコツ、具体的なプロモーション施策・オンライン施策、企業・自治体の取り組み事例、注意点までを体系的に紹介します。自社の施設・商品でどこから着手すべきか、企画のヒントとしてお役立てください。
ファミリー層は単身層と異なり、世帯単位での購買行動をとる点が特徴です。ここでは、ファミリー層を集客することで得られる代表的な3つのメリットを解説します。
ファミリー層は、家族で利用できる商品やサービスの場合、複数人での利用やまとめ買いにつながることがあります。さらに、子どもを含めた家族全員が安心して利用できるブランドが日常生活の中で繰り返し選ばれるようになれば、継続利用や再購入にもつながります。こうした関係を長期的に築くことで、LTVの向上が期待できます。
幼少期に親子で慣れ親しんだ商品やブランドとの原体験は、ブランドへの認知や親近感を育む接点になり得ます。将来の購買を直接保証するものではありませんが、子どもが成長して自ら商品やサービスを選ぶようになる前からブランドを知ってもらえる点は、ファミリー層へのアプローチならではの中長期的な価値です。
子育て世代にとって、同じ立場にある親からのリアルな声は信頼されやすい情報源のひとつです。ある調査では、子育てに関する情報収集の場面において、企業公式やインフルエンサーの発信よりも「SNSで検索して見つけた一般の投稿」を参考にすると回答した人が最も多いという結果が報告されています(出典:株式会社CREAVE「子育て世代のSNS調査レポート」2024年12月)。この傾向は育児関連の情報収集を対象にした調査であり、あらゆる商材への波及を裏付けるものではありませんが、InstagramやTikTokで「家族の思い出」として自発的に投稿されるUGCが、同じ関心を持つユーザーへ商品やサービスを知ってもらうきっかけになる点は、ファミリー向け施策を考えるうえで参考になります。
ファミリー層は「子ども」と「親」という2つの異なる意思決定者が同時に存在する点が特徴です。この2つの視点をそれぞれ満たす設計ができるかどうかが、施策の成果を左右します。ここでは、企画を考える際に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
ファミリー層向けの施策では、子どもの希望がお出かけ先や商品選びに影響することがあります。受け身の見学ではなく、能動的に楽しめるゲーム性や、「できた!」という達成感を実感できる体験設計を意識することで、子ども発信の「行きたい」「欲しい」という気持ちを引き出しやすくなります。
同じ「子ども向け」でも、0〜2歳と小学生では楽しめる内容が大きく異なります。未就学児であれば触る・音が鳴る・色が変わるといった単純な反応が中心になりますが、小学生になるとルールのあるゲームや、仕組みを知る面白さのほうが響きやすくなります。ターゲットの年齢幅を広く取りすぎると、どの層にも中途半端な体験になりかねません。まずは中心となる年齢をひとつ決め、そこから上下の年齢に配慮を広げる順序で設計すると、内容がぼやけにくくなります。
多くの場合、購入やイベント参加の最終的な判断を担うのは親です。そのため、割引や限定特典といった経済的な「お得感」に加えて、手続きの簡略化・混雑の緩和・待ち時間の快適さといった「親の負担を減らす工夫」も重要です。子連れ特有の心理的・肉体的な負担をできる限り減らすことが、親からの支持につながります。
ファミリー層向けの施策は、単発のイベントとして企画されることが少なくありません。しかし集客効果を積み上げていくには、「もう一度行きたい」と思ってもらう仕掛けが必要です。全種類を集めたくなるカードやスタンプ、季節ごとに変わるコンテンツ、開催日を固定して生活リズムに組み込んでもらうなど、次回への接続をあらかじめ設計に入れておくことが有効です。
ファミリー層向けの施策では、体験中だけでなく、体験後にもブランドを思い出してもらえる仕掛けを設けることが重要です。 子どもが作ったもの、もらったもの、撮った写真は、家庭に帰ってからも会話のきっかけになります。「今日これ作ったんだよ」と親子で話す時間が生まれることで、その場限りの体験がブランドの記憶として残りやすくなります。また、写真や制作物は、SNSで体験を共有するきっかけにもなります。
続いて、リアルな場でファミリー層に訴求する代表的なプロモーション施策を3つ紹介します。
「学び(Education)」と「遊び(Entertainment)」を掛け合わせた体験企画です。自社の事業の一部を、子どもの手が届くサイズに切り出すのが基本の考え方になります。食品メーカーが原材料から製品になる工程を簡易な調理体験に置き換える、住宅メーカーが間取りを考えるワークショップにするなどといった形です。工程をそのまま説明するのではなく、「選ぶ」「組み立てる」といった子どもが自分で操作できる行為に変換すると、体験として成立しやすくなります。
製造業やインフラ、BtoB企業など、普段は生活者から事業内容が見えにくい企業とも相性のよい手法です。「見えないものが見える」こと自体が体験価値になります。一方で、体験の中身が薄いと「宣伝を聞かされた」という印象だけが残ることも。自社が伝えたいことからではなく、子どもが興味をもつかどうか、から逆算して設計するとよいでしょう。
環境配慮や地域貢献といった社会的意義を施策に組み込む方法です。廃材を使った工作、地域の清掃活動とスタンプラリーを組み合わせた企画、ごみの分別をゲーム形式で学ぶコンテンツなどが挙げられます。ポイントは、社会課題そのものを説明するのではなく、子どもが手を動かす行為の中に学びが含まれる構成にすることです。工作の材料が実は廃材である、といった設計であれば、遊びと学びが分離しません。
自社の事業がすでに環境や地域と関わりを持っていれば、取り組みをそのまま体験に転換できます。自治体や学校との連携で、地域との接点づくりや企画への信頼感向上も期待できます。ただし実態が伴わないままメッセージだけを打ち出すと、かえって不信感を招きます。自社の普段の取り組みの延長線上にある企画かどうかを考慮して企画することが重要です。
すでにファンを持つIPの力を借りて、自社を知らない層にも認知を広げる手法です。パッケージやノベルティへの起用、店舗でのフォトスポット設置、コラボ商品の期間限定販売などが代表的で、子どもが「これがほしい」と親に伝える動機をつくりやすくなります。選定にあたっては知名度だけで判断せず、ターゲットとする子どもの年齢層とキャラクターのファン層が重なっているかを確認することが重要です。
注意点は2つあります。1つはライセンス費用と契約条件で、使用範囲・期間・掲載媒体などに制約があり、企画の自由度が下がる場合があります。もう1つは、キャラクターの力が強すぎると自社ブランドが記憶に残らないことです。コラボが終わった後に何が残るかを、企画段階で考えておく必要があります。
オフライン施策とあわせて押さえておきたい、オンラインでのファミリー層集客施策を4つ紹介します。
親世代からすでに信頼を得ている専門Webメディアを活用する方法です。記事広告(タイアップ記事)、バナー広告、読者プレゼント企画への商品提供などの形式があります。
記事広告では、たとえば「外出時のぐずり対策」といった読者の関心事を切り口に、その解決策のひとつとして商品やサービスを紹介する方法があります。特に、子育てとの親和性が高い商材や、安全性・信頼性が購買判断に影響しやすい商材で活用しやすい手法です。
媒体を選ぶ際は、アクセス数だけでなく、読者の子どもの年齢層が自社のターゲットと合っているかを確認しておきたいところです。また記事広告は、広告主が表示内容の決定に関与する場合、広告であることを読者が明確に認識できる表示が必要です。2023年10月からステルスマーケティングは景品表示法の規制対象となっています。
子育て系クリエイターやママ・パパインフルエンサーを起用する手法です。商品提供による使用感の発信、イベント招待、一定期間継続するアンバサダー契約などの形式があります。フォロワー数が多い層だけでなく、数千から数万規模のマイクロインフルエンサーを複数起用する方法もあります。人選では、自社の発信したい内容がインフルエンサーの発信内容と重なっているかを重視することが大切です。
注意すべきはステルスマーケティング規制です。2023年10月1日から、広告であるにもかかわらずそれを隠した表示は景品表示法上の規制対象となっています。企業が依頼・指示したPR投稿では、「PR」「広告」など、広告であることが一般消費者に明確に分かる表示を行う必要があります。あわせて、子どもの顔や通っている施設が特定される情報の掲載可否についても、事前に取り決めをしておく必要があります。
指定のハッシュタグをつけた投稿を促すプレゼント企画です。ファミリー層向けの場合、季節の行事や成長の記録といったテーマにすると、キャンペーンのためだけの投稿ではなく、もともと撮っていた写真の延長として参加してもらえます。撮影しやすいフォトスポットを店舗に用意するなど、投稿のきっかけをつくる仕掛けとの組み合わせも効果的です。
注意点は景品規制です。商品の購入や来店など取引に付随する「一般懸賞」に該当する場合、提供できる景品類の最高額は、取引価額が5,000円未満なら取引価額の20倍まで、5,000円以上なら10万円までで、総額は懸賞に係る売上予定総額の2%以内と定められています。 キャンペーンの条件によって適用される規制が異なるため、企画ごとに確認が必要です。
また、投稿写真を自社の広告に二次利用する場合は、応募規約に利用範囲を明記して同意を得る必要があります。
ゲーミフィケーションとは、ゲームのルールや達成・収集といった要素を取り入れ、ユーザーの意欲や行動を引き出すための手法です。アプリやWeb上のスタンプラリー、ARを使ったキャラクター探索、商品知識を問うクイズ、自社の仕事や製品を疑似体験できるゲームなどが挙げられます。ファミリー層向けの場合、子どもが「集めたい」「やってみたい」と感じる仕掛けが、そのまま店舗への来店や継続的な利用につながるきっかけになることがあります。
注意したいのは、体験の難易度と所要時間です。子どもが自力で達成できない設計だと、親が代わりに進めることになり、体験の主役が入れ替わってしまいます。また、収集や探索を伴う企画は所要時間が読みにくいため、途中で切り上げても満足感が残る区切りを用意しておくと安心です。デジタルで実施する場合、自社でゼロから開発すると制作費や運用体制の負担が大きいため、既存のプラットフォームを利用する方法も選択肢になります。
たとえば、社会体験アプリ「ごっこランド」では、子どもたちが実在する企業の商品や仕事をゲームを通じて疑似体験できます。累計ダウンロード数は900万を突破し、90社以上の企業・ブランドが参加しており、ファミリー層との継続的なタッチポイントづくりに活用されています。詳しくはごっこランドの詳細ページをご覧ください。
ファミリー層に向けた取り組みは、アプリ、自治体イベント、店舗施策など、さまざまな形で行われています。ここでは3つの事例をもとに、それぞれの特長と、企画する際に参考にしたいポイントを紹介します。
神奈川県厚木市が主催する厚木市制70周年記念「あつぎSDGsフェスティバル2025」は、2025年9月21日の10時から16時にかけて、商業施設「アミューあつぎ」の6階から9階で開催された親子向けイベントです。神奈川工科大学、松蔭大学、湘北短期大学、東京工芸大学、東京農業大学といった市内の大学のほか、企業や地域団体が協力団体として名を連ね、当日は親子連れなど約2,600人が来場しました。
コンテンツは、遊びながら学べる形式に落とし込まれています。『SDGsクイズラリー』は、会場内に設置された17枚のクイズパネルを巡りながらSDGsの17の目標に関するクイズに挑戦するもので、クイズは湘北短期大学が提供協力しています。『SDGsエコ工作 ごみバズーカを作ろう』は、使い終わったトイレットペーパーの芯と新聞紙をアップサイクルし、ごみの分別が描かれた的に玉を当てて分別ルールを学ぶ工作イベントです。『巨大防災スゴロク』では、遊びながら防災について考えられる企画が用意されました。この事例のポイントは、SDGsという一見子どもには難しいテーマを、クイズや工作、スゴロクといった遊びの形式に変換していることです。また、複数フロアにコンテンツを配置し、参加者が会場内を回遊しながらさまざまな体験に触れられる設計も参考になります。
神戸市兵庫区にある日帰り入浴施設「湊山温泉」は、2022年6月から「超アヒル風呂」を毎月第1土曜・日曜を基本に実施しています。男湯・女湯にそれぞれ1,000羽ずつ、あわせておよそ2,000羽のアヒルのおもちゃを湯船に浮かべる内容です。
もともと同施設では、週末ごとにアヒルや積み木などのおもちゃを浮かべる企画を展開していましたが、アヒルの数は200程度でした。「やるからにはもっと本気で取り組まないと、私たちの思いが子供たちに伝わらないのでは」という考えから大幅に増量し、毎月第1土日を「超アヒル風呂の日」として設定した経緯があります。その背景には、運営会社の社長の「小さい子たちに、お風呂は楽しい場所なんだよと知ってほしい」という思いがあります。
この事例のポイントは、大規模な設備投資をせずに、既存の施設に子どもが驚き楽しめる仕掛けを加えていることです。また、もともと実施していた企画を中途半端な規模で続けるのではなく、目的に立ち返って思い切って規模を引き上げた判断も参考になります。加えて「毎月第1土日」という定例日を設けることで、来店する理由を継続的につくっている点も特徴です。実際にSNSなどで評判となり、この企画を目当てに訪れる人も増えたと報じられています。

全国にホテルを展開するルートインホテルズは、2020年3月3日から社会体験アプリ「ごっこランド」にパビリオン「ルートインホテルズのホテルのおしごと!」を出店しています。ベッドメイク、あさごはん、フロント、駐車場という4つの業務をコンテンツ化し、ホテルの仕事や宿泊者に喜んでもらう楽しさを体験できる内容です。
それぞれのゲームは、実際の業務の中身に沿ってつくられています。「ベッドメイクのおしごと」では使用済みのまくらとシーツを新しいものに取りかえ、「あさごはんじゅんびのおしごと」ではバイキング朝食の料理を切らさないように補充します。「フロントのおしごと」は外出する客からカードキーをあずかり、どのカードが誰のものかを当てる内容で、「駐車場のおしごと」ではバス・乗用車・小型車といった大きさの異なる車を、ぴったりの駐車スペースに誘導します。
また、ゲームが終わるとスタンプが押され、2つたまるたびにオリジナルキャラクター「ルートン」の47都道府県カードが集められる仕組みです。ルートンとルートインホテルズの出会いを描いた絵本も用意されています。
この事例のポイントは、宿泊サービスそのものを宣伝するのではなく、「ホテルで働く人の仕事」という子どもが興味を持ちやすい切り口に変換していることです。また、スタンプ2つでカードが1枚もらえる設計にすることで、一度きりの体験で終わらせず、繰り返し遊びたくなる動機をつくっている点も参考になります。
ファミリー層向けの施策は企画の華やかさに目が向きがちですが、実施にあたっては次の2点に注意が必要です。
小さな事故や配慮不足が、ブランドイメージの低下につながるおそれがあります。キッズスペースの角へのクッション設置や誤飲防止、イベント時のアレルギー物質の明確な表記、ファミリー層以外の顧客(一人での利用者やシニア層など)の快適性を損なわないための動線・空間のゾーニング設計まで、事前に確認しておく必要があります。
ファミリー向け施策は「楽しかったかどうか」という主観で評価されがちですが、社内で継続的に投資を判断するには定量的な指標が欠かせません。来場者数や参加率、再来場意向、世帯あたりの購買単価、満足度・NPS®など、施策の目的に合ったKPIをあらかじめ設定し、実施前後や開催回ごとの変化を確認しましょう。成果を数値で説明できる状態にしておくことで、次回施策の改善や社内での投資判断にも活用できます。
最後に、ファミリー層集客を検討する際によく挙がる疑問を2つ紹介します。
マーケティングにおける「ファミリー層」は、一般に子どもと暮らす世帯や子育て世帯を中心に指す言葉です。家族の形はさまざまで、夫婦と子どもの世帯だけでなく、一人親世帯や祖父母を含む世帯なども想定されます。
購買行動では、一人の好みだけでなく、子どもの年齢や家族全体の利便性、安全性、予算など複数の条件を踏まえて商品・サービスを選ぶことがある点が特徴です。そのため、ファミリー層を一括りにせず、自社が対象とする家族像を具体的に設定することが重要です。
ファミリー層には幅広い年齢の親子が含まれるため、「親が何歳か」だけで一律に区分するよりも、子どもの年齢やライフステージを基準に分けると、施策へ落とし込みやすくなります。厳密な決まりはありませんが、たとえば次のように整理できます。
・乳幼児期(0〜2歳):安全性、衛生面、ベビーカーでの移動、授乳・おむつ替えなど親の負担軽減を重視
・未就学児期(3〜6歳):直感的に楽しめる遊びや、親子で参加できる体験と相性がよい
・小学生期(7〜12歳):ゲーム性、達成感、学び、子ども自身が選択・挑戦できる体験を取り入れやすい
同じ「ファミリー層」でもニーズは大きく異なるため、まず中心となる子どもの年齢層を定め、その家族が抱える課題や関心に合わせて施策を設計するのがおすすめです。
ここまで紹介してきた通り、ファミリー層の集客を成功させるカギは「子ども自身が楽しめる体験」と「親の負担を減らす配慮」を両立させることにあります。一方で、こうした体験を一から企画・制作するには、ターゲット設計から安全面の確認、効果測定まで多くのステップが必要になります。
「まずは手軽にファミリー層との接点をつくりたい」という企業には、社会体験アプリ「ごっこランド」への出店がおすすめです。ごっこランドは累計900万ダウンロードを突破し、90社以上の企業・ブランドが参加している社会体験アプリで、実在する企業のお仕事体験や工場見学、ものづくり体験などを子どもが遊びながら疑似体験できます。親子で繰り返し遊べるため、会場や開催期間の制約を受けにくく、ファミリー層との継続的な接点づくりやブランドへの理解促進が期待できます。詳細はこちらからご覧いただけます。
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