ブランド体験とは?重要視される理由と6つの成功事例を紹介
ブランド体験とは?重要視される理由と6つの成功事例を紹介
最終更新:
2024/8/27

近年、ブランディング施策の一環として「ブランド体験」を重視する企業が増えています。
しかし、ブランド体験がなぜ重要なのか、実際は何をすればよいのかなどに悩む担当者もいるのではないでしょうか。
当記事では、ブランド体験を強化するためのポイントや具体的な事例を紹介します。おすすめの施策も紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ブランド体験(ブランドエクスペリエンス)とは、ブランドが提供する価値やメッセージ、世界観を顧客や潜在顧客に体験してもらうことです。
良質な商品があふれる現在、顧客に選ばれるためにはブランド自体に価値を感じてもらうことが欠かせません。そのため、ブランド体験ではブランドの世界観や大切にしていることを積極的にアピールし、他社との差別化を行います。
ブランド体験の例を、以下に紹介します。
WebやSNSなどで広告を見る
ブランドに関するイベントに参加する
ブランドの公式サイトや紹介動画を見る
カスタマーセンターに問い合わせをする
実店舗のブースを見る
サンプルを取り寄せて使用する
公式SNSで交流する
ブランドに関するサイトやコンテンツを利用する など
「潜在顧客の認知を広める」「既存顧客の満足度を高める」などさまざまな状況で、企業はブランド体験を提供できます。
また、ブランド体験の大きな特徴は、「現状は商品の購入意思がない」「商品自体を知らない」といった潜在顧客も、ターゲットとして重要視していることです。
良質なブランド体験を積むことで、顧客はブランドに対してよいイメージを抱きます。結果として商品や企業への愛着を深めるのです。

ここからは、ブランド体験がなぜ重要なのかを、以下3つの観点から説明します。
ブランドイメージを正しく伝えられるから
顧客ロイヤルティを高められるから
多様化するメディアに対応できるから
目的や重要性を理解できると、より自社に合ったブランド体験の施策を策定できます。ぜひ参考にしてください。
ブランドイメージとは「ブランドから連想されるすべての事柄」を指します。ブランドイメージを正しく伝えることは、ブランド価値向上に欠かせません。
なぜなら、ブランドイメージが構築されていない場合、「顧客がそのブランドに抱くイメージ」にばらつきが出てしまい、ブランドの特徴や強みが曖昧になるからです。
たとえば、ある顧客が「特別な日に使いたい」と思うブランドも、別の顧客は「日常遣いにぴったり」と思うかもしれません。
そこで良質なブランド体験を企業が提供すれば、顧客の抱くブランドイメージを企業が設定した内容に統一できます。結果として「ブランドの方向性」「大切にしていること」などが明確に伝わり、ブランドに対する共感や信頼を得られるでしょう。
既存顧客に対して良質なブランド体験を提供すれば、顧客ロイヤルティが高まります。
顧客ロイヤルティとは、「企業や商品、サービスに対する信頼や愛着の大きさを測る指標」です。つまり、顧客ロイヤルティが高ければ「顧客に愛されている」ということです。
顧客ロイヤルティが高まると、以下のようなメリットがあります。
リピート率が向上する
顧客単価が向上する
口コミによる拡散が起こる
どの効果もLTV(顧客生涯価値)の上昇が期待できるため、企業にとって非常に重要な意味を持ちます。
良質なブランド体験を提供し顧客との絆を強めることが、ビジネスの成功につながるのです。
テレビCMが主体だった昔とは異なり、現在は以下のようにさまざまなメディアが利用されています。
X(旧Twitter)
YouTube
企業のオウンドメディア など
メディアの特徴を活かしたブランド体験の施策について、紹介します。
近年、顧客は商品を購入する前にXやInstagram、口コミサイトなどで見た「口コミ」を重視する傾向があります。
なぜなら、「体験してみたらこうだった」「実際はこんな感じ」など、実際に商品を使用した消費者視点のレビューは、企業が発信する情報よりも信頼性が高いと判断されやすいためです。
また、XやInstagramは拡散性が強く、ブランド体験に関するよい口コミが広まれば、新規顧客の獲得にもつながります。
そのため、商品のファンを「アンバサダー(大使)」に任命し、商品やブランドを口コミ主体で宣伝する「アンバサダーマーケティング」を取り入れる企業も増えています。
アンバサダーマーケティングについては、当サイトの別記事もぜひ参考にしてください。
アンバサダーマーケティングとは?メリットや取り組み方を実例で紹介
メディアを利用してファン同士の交流を深めるのも、ブランド体験のひとつです。
たとえばファン同士の交流として、企業が提供する「ファンコミュニティ」が挙げられます。
ファンコミュニティの運用方法は「運営会社のプラットフォームを利用する」「企業が独自のサイトを開発する」の2種類です。企業とファン、ファン同士のどちらの目的にも利用できるため、自社の戦略に合わせて運用するとよいでしょう。
ファンコミュニティについては、当サイトの別記事もぜひ参考にしてください。
今話題の「ファンコミュニティ」とは?運用方法・メリット・成功事例を徹底解説!
近年、デジタルメディアを使用したブランド体験を取り入れる企業が増えています。具体的には、使用するデバイスや対象顧客に合わせた以下のような施策があります。
ARを利用した試着や家具の試し置き
オンラインセミナーやウェビナーの開催
子ども向け知育アプリを利用した認知度向上
デジタルメディアを使用した施策はSNSとの親和性も高く、マーケティングやブランディングにも有用です。
とくにファミリー層に対しての認知度向上には、子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」への出店もおすすめです。
ごっこランド:詳細はこちら

ここからは、ブランド体験について以下6社の成功事例を紹介します。
トヨタ自動車
スターバックス
セザンヌ化粧品
JAL
アート引越センター
スギ薬局
さまざまな業種を調査してまとめました。ぜひ自社の施策に役立ててください。
誰もが知る日本最大手の自動車メーカー「トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)」は、以下のようなブランド体験を顧客に提供しています。
試乗動画の作成
販売店での丁寧な接客
オンラインカタログの整備
充実したアフターサービスの提供
ショッピングモールや複合型施設での車両展示
Webサイトにて「クルマこどもサイト」という子ども向けページの設置
良質なブランド体験を提供するために、アウトドアグッズショップやデイキャンプ、ドッグランなどを併設し、「車で楽しむ」ことをアピールしている販売店(ディーラー)もあります。
トヨタ自動車はバリエーション豊かなブランド体験やブランディングを通じて、さらに多くの顧客やファンを獲得しているのです。
「居心地のよい場所」として知られるコーヒーチェーン「スターバックスコーヒージャパン(以下、スターバックス)」。
同社は日本上陸以来「サードプレイス(自宅でも職場でもない、第3のリラックスできる場所のこと)」の概念を提唱してきました。
スターバックスでは、以下のように顧客体験を重視したマーケティングを行っています。
従業員と顧客がコミュニケーションを取る
期間限定商品を充実させて来店の楽しみを増やす
いつも同じものを頼む顧客のカスタマイズ内容を覚える
テイスティングパーティーを始めとする店舗イベントを行う
Wi-Fiを設置してリモートワークや会社員顧客の利便性を高める
「あのお店に行きたい」と顧客が思える店舗づくりによって、スターバックスは地域に愛され選ばれるコーヒーチェーンとなっています。

株式会社セザンヌ化粧品(以下「セザンヌ化粧品」)は、「ずっと安心、ずっとキレイ」を掲げ、価格を抑えた高品質な化粧品を提供しています。
セザンヌ化粧品のブランド体験の例は、以下の通りです。
店舗におけるテスターの提供
公式SNSの充実
ごっこランドにパビリオン「たのしい!メイクたいけん」を出店
セザンヌ化粧品は「子どもたちにメイクをすることの楽しさを体感してもらいたい」という想いから、ごっこランドに以下のパビリオンを出店しています。
たのしい!メイクたいけん | ・さまざまなメイクアイテムを使い、メイクアップを擬似体験できる |
子どもたちにとって、母親がする「メイク」はあこがれの対象です。
「メイクをすればキレイになれる」「メイクは自分を表現できる」などと思えるブランド体験を、セザンヌ化粧品はごっこランドを通して提供しているのです。

JALグループは、ファミリー層向けに以下のような次世代育成プログラム「空育」を提供しています。
飛行機ワークショップ
折り紙ヒコーキ大会
工場見学
お仕事インタビュー
ごっこランドにパビリオン「JALのおしごとたいけん」を出店
JALのパビリオンは、「JALをより身近に感じて更なる学びの意欲を生み出し、自分の未来を考えるきっかけを作ること」を目的としています。
空港スタッフのおしごとたいけん | ・「機内の清掃」「荷物積み込み」「お客さんの搭乗案内」を体験できる |
パイロットのおしごとたいけん | ・目的地を地図上から選択し、お客さんを届ける |
キャビンアテンダントのおしごとたいけん | ・お客さんが希望する飲み物やおもちゃをサービスする |
大空を飛ぶ飛行機は、子どもたちのあこがれです。JALは飛行機をより身近に感じられるブランド体験を提供することで、より親しみを持ってもらうことに成功しています。

「アート引越センター株式会社(以下、アート引越センター)」は、引っ越し専業会社のパイオニアです。同社は、引越しを「運送業」ではなく「サービス業」として発展させてきました。
同社は認知を高め、より安心して顧客が利用できるように以下のようなブランド体験を提供しています。
リモートでの見積予約
アート引越センターの技術をアニメで紹介するコンテンツの作成
人気キャラクター「ミニオン」とコラボレーションした引越しトラックの導入
ごっこランドにパビリオン「ひっこしたいけん!」を出店
アート引越センターのパビリオンでは、以下2種類のゲームが楽しめます。
ひっこしのおてつだい | ・箱の中身と同じ絵のシールを貼り、箱に何が入っているかをわかるようにする引越しお手伝いゲーム |
0123おとゲーム | ・引越しの荷物を運ぶトラックを、アート引越センターのCMソングに合わせて走らせる音楽ゲーム |
引越しは、子どもの人生に大きな影響を与えるライフイベントです。ごっこランドのパビリオンは、ゲームをプレイする子どもに「引越しはワクワクするもの」「身近なもの」といったプラスの印象を与えているのです。

「株式会社スギ薬局(以下、スギ薬局)」は、全国に1,680あまりの店舗を展開する大手ドラッグストアチェーンです。
同社は選ばれるドラッグストアになるために、以下のようなブランド体験を提供しています。
薬剤師のお仕事体験ができる子ども向けイベントの主催
処方箋を送信できるアプリの提供
健康や育児に関する相談会の実施
体組成や骨密度を測定できる機器の設置
ごっこランドにパビリオン「スギ薬局のやくざいしさんごっこ」を出店
なかでも「薬剤師のお仕事体験」は、長蛇の列ができる人気イベントです。そのため、このイベントをより多くの子どもが気軽に体験できるよう、スギ薬局はごっこランドに以下のパビリオンを出店しました。
スギ薬局のやくざいしさんごっこ | ・「受付〜問診」「調剤体験」「服薬指導〜お渡し」の流れをゲーム上で体験する |
薬剤師を疑似体験することで、子どもは薬に親しみを持ち、薬を嫌がらずに飲めるようになります。
スギ薬局は人気のブランド体験イベントをオンライン上でも提供することで、多くの顧客が気軽に参加できるよう工夫しています。

良質なブランド体験を提供することで、顧客は商品や企業を認知し、正しいブランドイメージやメッセージを受け取ります。
結果的にブランドに対する共感を得られ、広い認知やファン、リピーターを獲得できるでしょう。
ファミリー層向けのブランド体験におすすめなのが、子育て世代の3分の1が利用する無料社会体験アプリ「ごっこランド」です。
各企業は「パビリオン」というゲームが楽しめるブースをアプリ内に展開し、企業メッセージや取り組みを子どもたちに伝えます。
ゲームというブランド体験を通じて、企業やブランドが伝えたいメッセージや商品について子育てファミリー層にわかりやすく伝えられるのが、ごっこランドの特徴です。
ゲームをプレイするのは子どもですが、それを見守る親御さんも企業や商品を認知し、ファンに成長します。
ごっこランドでのブランド体験は、短期的には親御さん、長期的には子どもの2世代をファンとして取り込めるのも大きなメリットです。
良質なブランド体験に、ぜひごっこランドをご検討ください。
ごっこランドについて
国内850万以上のファミリーが利用する社会体験アプリ「ごっこランド」。
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