マーケティングにおけるザイオンス効果の重要性とは?実施方法と注意点も紹介
マーケティングにおけるザイオンス効果の重要性とは?実施方法と注意点も紹介
最終更新:
2024/8/28

繰り返し接触することで親しみをもってしまう「ザイオンス効果」。上手に活用できると、顧客からの第一想起を獲得できるなど、マーケティングに有効な手段です。
しかし、ザイオンス効果の誤った使い方をしてしまうと、鬱陶しく感じられ、逆効果になってしまうこともあります。
当記事では、マーケティングにおけるザイオンス効果の重要性や実施方法、注意点を解説します。ぜひマーケティング施策に役立ててください。

ザイオンス効果(単純接触効果)とは、「何度も接触することで、好感度や評価が上がっていく心理的傾向」です。
マーケティングにおいては、「顧客に繰り返し接触して徐々に親近感を抱いてもらい、認知向上・商品購入・ファン獲得につなげること」を指します。
マーケティングにおけるザイオンス効果の活用例を、以下に紹介します。
ちょっとしたことで足を運ぶ「営業担当者」
一度Webサイトに来訪したユーザーに表示される「リターゲティング広告」
繰り返し流れて頭に残る「CMソング」
よく見かけることで『お馴染み』となった「バナー広告」
適切なタイミングで送られてくる「LINE」「メールマガジン」
企業名の入っている「カレンダー」や「小物」
つまり、商品やブランドに繰り返し触れることで「刷り込み効果」が起こり、いずれは「〇〇といえばこの商品・ブランドだな」と、顧客はそのブランドを思い出すようになるのです。
このように「〇〇といえばこの商品」と一番に思い浮かべることを「第一想起」といい、マーケティングではこの第一想起の獲得が非常に重要です。
第一想起については、以下の記事もぜひご覧ください。
マーケ担当必見!大手メーカーが実践する第一想起の獲得方法とは?

マーケティングでザイオンス効果を使う際は、以下の4つに注意しましょう。
逆効果にならないよう注意する
期間を空けずに接触する
10回を目途に効果の判定をする
さりげなさを意識する
これらの注意点を意識することで、ザイオンス効果を正しく利用できるでしょう。ぜひ参考にしてください。
ザイオンス効果は、商品やブランドが「好きか嫌いか」の感情を持つ前のフラットな状態か、プラスの印象を持っている顧客に対して有効な手法です。
つまり商品やブランド、企業に対してマイナスの印象を持っている顧客に対しては、十分な効果が期待できません。むしろ「しつこい」という印象を与え、悪い印象が刷り込まれるケースも考えられます。
対象とする顧客の心理状態を分析し、フラットもしくはプラスの印象を持つ顧客にザイオンス効果による施策を講じましょう。
また、失礼なふるまいやアプローチを希望しない顧客への過剰な接触は、フラットだった印象をマイナスにする可能性もあります。とくに初期段階の接触は慎重に行い、「広告を希望しない」「企業からの接触はしないで欲しい」などと希望する顧客には、アプローチを控えることも大切です。
ザイオンス効果を利用するには、短期間で何度も接触を持つのがおすすめです。
週1回1時間会う相手より毎日10分ずつ話をする相手の方が親しみやすいのは、想像がつくのではないでしょうか。ザイオンス効果は期間を空けると効果が薄れるため、相手の反応を見ながら短期集中型で接点を持つのもよいでしょう。
ただし、接触機会を設ける際は相手の忙しい時間(始業直後・会議の多い時間帯など)を考慮し、相手を不快にしない時間を選ぶよう注意してください。
ザイオンス効果は、10回目の接触が効果のピークといわれています。つまり、相手によっては何度接触を繰り返しても効果がない場合もあるのです。
ひとりの顧客に固執しつづけるより、別の顧客にアプローチをした方がよい結果になる場合もあります。限られた時間を有効に使うために、10回を目途にザイオンス効果の有無を判定するとよいでしょう。
顧客と接触する際は「さりげなさ」を意識するのも重要なポイントです。
成果を得たいと思うと、会うたびに商品やブランドをアピールしがちですが、じつは毎回売り込みをする必要はありません。たとえば営業担当者がザイオンス効果を狙う場合、「雑談や求められた情報提供のみにとどめる回も設ける」「お礼のメールや電話なども接触機会に利用する」なども効果的です。
また、顧客と話した内容をメモしておき、後日「そういえば、先日の件はその後どうでしょうか?」とさりげなく話題にするのもおすすめです。
メールマガジンやLINEの配信 | 顧客が求める内容を提供する |
公式SNSの運営 | 顧客とコミュニケーションを取る |
テレビCMの放映 | 顧客の印象に残るフレーズや音楽を使う |
Web広告の配信 | リターゲティング広告を中心にほかの方法と組み合わせる |
営業担当者による訪問 | 顧客との信頼関係の構築を意識する |
マーケティングにおけるザイオンス効果の活用方法を確認していきましょう。
定期的にメールマガジンやLINEを送るのは、定番の方法です。
配信を希望した顧客は、商品やブランドに一定の興味を持っています。適切な頻度でメールマガジンやLINEを配信すれば継続的な接点が得られ、認知や興味を高められるでしょう。
たとえば、以下のような方法があります。
LINE | LINE限定クーポンや新商品の告知 |
メールマガジン | シナリオに沿って順番にメールを送信し、顧客に対して段階的にアプローチする「ステップメール」 |
ただし、LINEやメールマガジンは顧客が不要と感じたらすぐに配信を解除されてしまいます。ニーズを調査し、顧客の心を掴む内容を配信するよう心がけてみてください。
メールマガジンやLINEの配信については、以下の記事でも紹介しています。
顧客コミュニケーションはなぜ必要?強化のポイントと成功事例を紹介
X(Twitter)やInstagramでブランドや商品の魅力をアピールしたり、顧客とコミュニケーションを取ったりする公式SNSの運営も、接触回数を増やすよい方法です。
SNSにおけるザイオンス効果の活用方法を、以下にまとめました。
定期的な投稿 | 顧客の目に投稿が触れる機会を増やし、ブランドや商品の好感度を高める |
ハッシュタグの活用 | ブランド独自のハッシュタグを設定して投稿に付与し、顧客の検索性を高める |
参加型コンテンツの企画 | クイズやアンケートなどの参加型コンテンツを投稿して顧客のエンゲージメントを高める |
インフルエンサーとのコラボレーション | インフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらい、新たな顧客に接触する |
公式SNSは、「投稿内容を工夫する」「顧客からのコメントに返信する」などにより、顧客とより強くつながれるのが強みです。何気ない接触を積み重ね、ザイオンス効果を高めてみましょう。
公式SNSの利用については、以下の記事でも紹介しています。
ファンを増やす効果的なマーケティングの方法とは?成功するコツもご紹介
テレビCMはザイオンス効果を狙った手法として、昔から使われてきました。テレビCMをザイオンス効果で活用する際のポイントを、以下に紹介します。
一定期間集中的に放映する | 短期集中的にCMを流すことで、視聴者の目に触れる機会を増やす |
キャッチーなフレーズや音楽を使う | 印象に残りやすいフレーズや無意識に口ずさんでしまう音楽を取り入れ、より視聴者の記憶に残りやすくする |
ターゲット層が視聴する時間・枠を選ぶ | アピールしたい商品・ブランドのターゲット層に一致させることで広告効果を高める |
明確なコンバージョン数やクリック数を測れないため、テレビCMはWeb広告や営業担当者による施策よりも結果が見えにくい面があります。
しかし、放送前後のホームページやオウンドメディアの閲覧数、売上データなどを取ることで、大まかな費用対効果は測定可能です。
制作費に加えて多額の放映費が必要なテレビCMは、ほかの施策よりも多くのコストがかかります。CMを流す際は費用対効果を考え、商品やブランドのターゲットに確実に届くと予測できる時間帯や曜日を選びましょう。
ザイオンス効果をWeb広告で狙う場合は、「リターゲティング広告」が現在の定番です。
リターゲティング広告とは、サイトに訪問したことのあるユーザーへWebサイトのCookieを利用して広告を表示する手法です。一度の訪問で認知や購入に至らなかった顧客へ再度アプローチすることで、高い広告効果が期待できます。
たとえば不動産や自動車などの高額商品やBtoBサービスは、複数社のサイトを訪れて比較検討するのが一般的です。比較検討中の顧客にリターゲティング広告を配信することで、競合への流出を防ぎ、購入や問い合わせにつなげられるでしょう。
ただし、近年は個人情報保護の観点から、Cookieによる広告配信を規制する流れもあります。そのため、Googleアナリティクス4(GA4)で自社サイトのユーザー行動を分析したり、ほかの広告施策も合わせて検討したりすることをおすすめします。
リターゲティング広告以外のWeb広告は、以下の記事も参考にしてください。
担当者が顧客の元にこまめに足を運ぶのも、ザイオンス効果を利用した営業テクニックです。営業におけるザイオンス効果の活用例を、以下に紹介します。
アポイント前にコンタクトを取る | 資料の送付や確認事項をすり合わせるなどの接点を増やす |
ルート営業で定期的に接触する | 顧客と定期的に接触して警戒心を解き、親しみを持ってもらう |
自社製品の名前入りグッズを用意する | 社名や商品名を入れたカレンダーやボールペンなどを渡し、顧客の目に触れる機会を増やす |
メールや電話なども利用する | 打ち合わせ後のお礼やあいさつなどで接触回数を増やす |
売り込みを嫌う顧客に対しては、雑談や求められた情報提供を行いながら好感度を上げ、信頼関係が構築できてから商品やサービスの紹介をするのもおすすめです。
ザイオンス効果の活用におすすめなのが、「顧客から接触したくなる仕組みを作ること」です。具体的には、以下のような方法があります。
ファンコミュニティ | ファン同士もしくはファンと企業が交流できるプラットフォーム |
子ども用社会体験アプリ「ごっこランド」 | 子ども用アプリを通してファミリー層と継続した接点が持てるプラットフォーム |
顧客が自分から接触したくなる仕組みを構築できれば、プラスの印象を持った顧客が自分から訪れるようになります。結果的に徐々にブランド認知度が上がり、なかには商品やブランドの「ファン」になる顧客もあらわれるでしょう。
ごっこランドについては、以下の資料もご覧ください。


ザイオンス効果とは、「何度も接触することで、好感度や評価が上がっていく心理的傾向」のことで、「単純接触効果」とも呼ばれています。顧客と繰り返し接触することで「刷り込み効果」も期待でき、いずれは「〇〇といえばこの商品」という第一想起を得られるでしょう。
ザイオンス効果の活用におすすめなのは「顧客が自分から接点を持ちたくなる仕組みの構築」です。商品やブランドに好意的な顧客を集める仕組みを構築できれば、企業側が過剰な接触をしなくても顧客からの高評価やリピート購入・知人の紹介などが得られるでしょう。
弊社が提供する「ごっこランド」は、ザイオンス効果を活用して顧客との関係性を深められます。
ごっこランドは累計ダウンロード数650万以上(※)の子ども向け社会体験アプリです。各企業様は「パビリオン」という形でゲームをアプリ内に展開します。
ゲームは各企業様の商品やブランド、メッセージ等を反映し、完全オーダーメイドで制作しますので、子どもやゲームを見守る親御さんへの効果的かつ自然な形での広告が可能です。
ごっこランドの特徴は8割のユーザーが親子一緒に利用している点と、何度も繰り返しプレイされる設計にあります。
ゲームという楽しいプラットフォームを通じて、プラスの印象を持った顧客との能動的な接点が得られるごっこランド。ザイオンス効果を利用したブランド力向上に、ぜひお役立てください。
(※)2024年8月時点での累計DL数
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